虫刺されの結節性痒疹が顔にも広がったためプロトピックを使いました。
ある夏の日、ちょっとしたアウトドアに祖父母と出かけた息子は、2か所も虫に刺されてしまいました。
その時は私もあまり深く考えず、ただの虫刺されだしまぁ市販の塗り薬ですぐに治るだろうと思っていました。
しかし、一向に治る気配はなく、逆に悪化し始めて夜中でもポリポリと患部を掻きむしる息子。
とうとう虫刺されの部分には細かい湿疹まで出始め、それがなぜか顔にも3か所ほど小さな湿疹ができてしまいました。
さすがにこれはおかしいと疑い、すぐに近所の皮膚科に息子を連れて行きました。
先生は息子の症状を一目見てすぐに「これは虫刺されが悪化したためになった結節性痒疹という難治性の皮膚炎ですね。」と言いました。
今までに全く聞いたことのない病名に、私は戸惑いを隠せませんでした。
この皮膚病は強いかゆみを伴うため、夜中でも掻きむしってしまうので、なかなか治りにくいのだそうです。
それで息子は夜中も強いかゆみに襲われていたのだと考えると、もっと早く病院に連れてきてやるべきだったと反省しました。
顔の湿疹もその痒疹が飛び散ったものだと言われ、顔に塗るためにプロトピックを処方されました。
私は、その顔の湿疹はただのニキビだと思い込んでいたので、やはり何かおかしいと感じたらきちんと医師に確認すべきだと思いました。
ここで処方されたプロトピックは、ちょっとだけ黄色っぽく粘りのあるクリーム状の薬です。
これを少量指にとって患部に乗せるようにして、やさしく塗布しました。
顔に塗ってしまうと、薬の黄色い色は肌になじむのでさほど気になりませんでした。
効き目はゆっくりという感じです。
強いステロイド剤とは違って、ゆっくり確実に患部に効いていくという印象を受けました。
約1か月ほどかけて、顔の湿疹は随分と良くなりました。